所長からのメッセージ バックナンバー 2017年

ツバメ雑感(第66号 2017.7.1発行)

 事務所の玄関脇に掛けられたツバメの巣がカラス?の襲来に遭い二つとも壊されてしまいました。

 以前から田植えの頃になるとツバメが玄関の周囲を飛び回り営巣の好適地を探していたので、昨春にかねなか金物店の古畑社長にお願いし、私の設計図?を基にツバメ用の営巣装置を作ってもらいました。残念ながらツバメに気に入ってもらえず、装置での巣作りは中途で放棄されてしまいましたが、代わりに近くにあったステンドグラス照明用のスポットライトに巣を作りヒナを誕生させてくれました。

 営巣装置の思わぬ効果に気を取り直し、今年こそ本体に巣作りができるよう設置場所を変更しよと思っていた矢先に巣作りが始まりました。スポットライトの巣にも入居者が決まり二か所での巣作りは順調に進みました。

 五月の月曜日の朝、出勤した職員が目にしたのは無残にも半分ほどに壊された巣と、糞の受け皿用に真下においたバットに散らばった残骸でした。普段は日中、人の出入りの多い玄関ですが週末は人気が無くなりカラスや野良猫の恰好の標的になってしまったのでしょう。幸いスポットライトの方はヒナも誕生し、親鳥がせっせと餌を運んでいる様子に憤まんやるかたない気持ちが和らぎました。

 ところが、数日後こともあろうにスポットライトの巣も壊されてしまったのです。こちらは猫が近づける場所ではないため、カラスの仕業だと思われます。巣には卵はなくヒナを襲ったのですが今更ながらカラスの貪欲さに感心するやら腹が立ちました。

 人以外の生き物は自身の生存本能を満たすために弱いものに手を出します。生き抜くためにはリスクが少なく容易なのでそのことでカラスを責めることはできません。弱いものを守るという崇高な気持ちを持ち、行動できるのが人なのに、近年は人の集団(企業や団体)がカラスと同じような行動で必要以上に自分の生存本能を強調し弱いものを食い物にして成長しているように思えます。

 ところでカラスの襲来を防ぐ手立てをご存知の方、お知恵を拝借したいのですが。

平成29年度税制改正(第65号 2017.1.31発行)

 昨年、12月22日に平成29年度税制改正大綱が閣議決定され本年4月から施行される予定となりました。大綱の概要には我が国経済の成長力の底上げのため、

1.就業調整を意識しなくても済む仕組みを構築する観点から配偶者控除・配偶者特別控除の見直しを行う。

2.経済の好環境を促す観点から研究開発税制及び所得拡大税制の見直しや中小企業向け設備投資促進税制の拡充等を行う。
として一番目に配偶者控除及び配偶者特別控除の見直しを掲げました。

 配偶者控除とは、妻(夫)の合計所得が38万円(給与で103万円)以下の場合、夫(妻)の所得から38万円を控除する制度です。巷では103万円の壁と言われ、妻(夫)の給与収入が103万円を超えたとたんに、妻(夫)が納税者になり、夫(妻)の勤務先によっては、扶養手当等が減額され給与収入が大きく減額されることになる場合があります。毎年12月になると自分の所得調整のために、休んだり勤務時間を短縮するパート社員が現れ繁忙期の会社が苦労していると言うニュースが流れます。

 今回の改正では、配偶者控除の対象を妻(夫)の給与収入が年間150万円(合計所得で85万円)を上限に引上げることとしました。今までと比べ月に約4万円給与が上がっても夫(妻)の扶養家族(控除対象配偶者)になれることになりました。

 但し、基礎控除の金額38万円は変わりませんので、生命・損害保険料控除や社会保険料控除の有無によって本人に税負担が生ずる場合があります。

 昔と違い子供の教育費等の支出が増え夫婦共働きの家庭が増大しています。稼ぎたいがほんの少し給与が増えたことで夫の家族手当がなくなるようでは、妻は自分の能力を生かした働き方ができません。夫婦のどちらかが片方を扶養するのではなく、夫婦の所得に応じ家族の維持のための控除が必要なのではないでしょうか。税額控除とすれば、税負担のない家族には給付も受けられると思います。夫婦(家族)控除への転換が妻の社会的役割を更に大きくするはずです。

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